今回は、ホームページで集客できない6つの理由を詳しくご紹介します。
弊社に寄せられるホームページ制作の依頼の中で、最も多い制作目的は「集客」です。
ホームページは、企業のブランディングや採用強化など、さまざまな目的で活用することができますが、根本的な目的は「集客」であることが多いようです。
しかし、「ホームページは持っているが、集客できていない」という方も多いのではないでしょうか。
今回は、そんな方々のために、「ホームページで集客できない理由」を解説します。
ホームページを作るときは目的が必要
そもそもなぜホームページをつくるのでしょうか?
ホームページに求められる役割はさまざまですが、その効果を最大限に発揮するWebサイトを実現するためには、目的を設定することが欠かせません。
しかし、「とりあえずホームページを作ってみた」という企業は意外と多く、そのほとんどがホームページを有効に活用できていないのが現状です。
一昔前に比べれば、ホームページの作成費用は格段に安くなりましたが、それでも最低数万円~200万円以上はかかります。
目的を持たずにホームページを作成しても、結局は出来合いのホームページが出来上がるだけで効果はなく、ホームページの作成費用が無駄になってしまいます。
ホームページ制作時に設定されることの多い3つの目的例
ここまで、ホームページ制作における目的設定の重要性をご紹介してきましたが、どのような項目を目的に設定すればいいのかわからないという方のために、ホームページ制作時によく設定される目的の例を3つご紹介したいと思います。
集客
集客は、ホームページ制作時に最も多く設定される目的です。
販売する商品や提供するサービスと関連性の高いコンテンツをWebサイトに用意することで、検索エンジンから潜在顧客を獲得することができます。
SEO対策は、ホームページへの集客の主な手段であり、SEO対策に力を入れることで、数千人、数万人の集客が可能になります。
信頼性を高める
多くの企業は、ユーザーからの信頼性を高めることを目的に、ホームページを制作しています。
スマートフォンの普及に伴い、ユーザーの消費行動は大きく変化しています。
商品を購入したり、サービスを利用したりする前に、多くのユーザーがその商品を製造している会社やサービスを提供している会社を調べています。
そのため、ホームページを整備していないと、ユーザーから信頼を得ることが難しくなっています。
ホームページを持ち、しっかりとした実在感をユーザーに示すことが重要になってきており、ユーザーの信頼を確保する目的でホームページを制作する企業が増えてきているのです。
問い合わせの獲得
問い合わせの獲得も、ホームページを制作する際によく設定される目的のひとつです。
例えば、問い合わせの獲得をコンバージョンに設定した場合、ユーザーが気軽に問い合わせができるように、問い合わせフォームのあるホームページを用意する必要があります。
ホームページがないために折角の営業でつかんだお客様を受注できず、失注するケースも少なくありません。そうならないためにもホームページは重要です。
ホームページ集客に失敗する6つの原因
ホームページで集客するために欠かせない条件が2つあります。それは、「ホームページを集客できる構成にすること」と「ホームページへのアクセスを集めること」です。
ホームページの集客がうまくいかない場合、上記の条件のどちらか、もしくは両方がうまくいっていないことになります。上記の条件を踏まえた上で、ホームページの集客がうまくいかない主な理由として、以下の6つを挙げることができます。
- ホームページの目的(ゴール)が絞りきれていない
- 「ペルソナ」が設定されていない
- 自分が好きなデザインに寄せすぎている
- 作って満足して、更新されていない
- 自社製品・サービスの特徴や魅力が理解できていない
- SEO対策やアクセス解析をしていない
ホームページの目的(ゴール)が絞りきれていない
ホームページのゴールとは、「目的を達成するために、ユーザーに到達してほしいページや行動」のことです。
例えば、ユーザーに店舗に来店してもらうためには、店舗の住所やアクセス方法などの詳細ページを訪問してもらったり、ホームページから商品を販売する場合には、購入完了のページを訪問してもらったりすることが考えられます。
目的が「来店頻度の向上」の場合 → 店舗の詳細ページへのアクセス
目的が「Webサイトからの売上」の場合 → 販売ページからの購入
目的を達成するために、ユーザーがホームページでどのような行動をとる必要があるのかを考えて、目標を設定することが必要です。
「ペルソナ」が設定されていない
ペルソナ設定とは、自社サービスのターゲットに対して、年齢や性別など様々な項目で詳細な人物像を設定することです。一人の架空の人物を想定し、その人の行動や価値観、ライフスタイルなど、かなり詳細にプロフィールを設定する事を指します。
もともとは製品設計やソフトウェア開発の分野で、顧客のプロフィールを詳細に想定し、それを担当者間で共有することで理解を深め、マーケティング方針を統一するための手法として導入されました。
かつてのマーケターは、戦略の一環としてターゲットを絞り込むことはあっても、「30歳のOL向けの化粧品」「日中時間のある主婦向けの通信教育」など、ターゲットを「層」として捉えることが普通でした。
しかし、インターネットの進化により、ターゲットを絞り込むことでより効果的なアプローチが可能となり、その人の行動や性格、価値観などを含めたより具体的なターゲット設定が必要になってきています。
自分が好きなデザインに寄せすぎている
ユーザーがより多く訪問してくれるホームページを作るには、「訪問者にとってわかりやすいかどうか」「知りたいことに深く答えているかどうか」という点を意識することが重要です。
もちろんデザインはかなり重要ですが、自分の好きなデザインに寄せすぎてしまい、ただの自己満足のホームページが出来上がる事が良くあります。これだといったい誰のためのホームページかが分からなくなってしまいますよね?
集客やブランディングが目的であれば「ユーザー目線」に立ってデザインを考えるべきです。
作って満足して、更新されていない
更新されていないホームページは、訪問したユーザーを不安にさせてしまいます。
例えば、ある企業のホームページを訪れたとき、トップページに「新着情報」として2010年の記事が掲載されていたら、あなたはどう思うでしょうか?
「この会社はPRをしていないのか?」「この会社はまだ事業を行っているのか?」と不安になるのではないでしょうか。
電話をかけてもすぐに対応してくれなそうだし、商品を注文するのも、取引するのもためらってしまうと思います。
つまり、更新されていないホームページは、せっかく訪問してくれたユーザーのイメージを著しく低下させてしまうのです。
自社製品・サービスの特徴や魅力が理解できていない
自社製品やサービスの魅力を理解できていないと、それをうまくユーザーに伝える事はとても難しいです。
分析をしっかりと行うことでその分析をもとに、自社の経営戦略を立案します。
自社を分析するとき、希望的観測というバイアスがかかりやすいと言われています。色眼鏡で自社を見てしまうと、客観的な分析ができなくなってしまいます。
企業分析では、「SWOT分析」や「クロスSWOT分析」という手法がよく使われます。

SEO対策やアクセス解析をしていない
アクセス解析を行うべき理由は、大きく分けて2つあります。
- コンバージョンアップ
- 自社ブランディングの向上
「コンバージョンを上げる」というのはよく聞く話ですが、「企業のブランディング」も重要です。
アクセス解析を行うことで、自社サイトの改善策を継続的に導き出すことができます。
その結果、検索エンジンでの自社コンテンツの露出が増え、Web上でのブランド力強化が期待できます。

まとめ
いかがでしょうか?今回は、ホームページで集客できない6つの理由を詳しく解説しました。
個人的には、ホームページを持っていても放置したままではもったいないと考えています。しっかりと運用していき「Web上で働く営業マン」として活躍してもらいましょう。
弊社では、経験豊富なコンサルタントによる事業戦略、ウェブ解析士によるウェブマーケティングで、制作から集客施策、ウェブ広告運用まで一貫してサポートさせていただいております。
ホームページの集客でお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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